年に数回ですが、自身でのセンサークリーニングを行う事があります。
この間、発売前のカメラを持ってモンゴルへ行ってきました。仕事の内容はそのカメラのカタログ写真を撮りに行くという仕事でした。カタログに使われる写真なのでゴミが写り込むと大変。撮影を行う前にセンサーにゴミがついていないかをホテルでチェックしました。すると持ってきたカメラ2台共にゴミが。(センサーゴミの見つけた方は一番最後に書いてます。)
至急ウランバートルのカメラ店に連絡を取ってもらい、ゴミ取りをお願いしようと思ったのですが、ちょうどその日がモンゴルで大きなイベントがありどこのお店も外出中。数時間後には撮影地へ向かう飛行機の時間も迫っていて、早くどうにかしないと撮影地についても撮影できないし、時間もないしでバタバタでした。 発売前のカメラなので代替機もないし、傷つけてしまったらゴミが映り込むよりも最悪な状態になるのでできれば避けたかったのですが、念のために持ち歩いている『VSGO フルフレームセンサースワブ+センサークリーニング液』で対処する事にしました。これまでにも何回か使ったことはありましたが、失敗すればモンゴルにまできて撮影もせずに帰り、メーカーの信用もなくすという最悪の事態になりかねず、これほど緊張したセンサークリーニングは初めてでした。 手が震えそうになるのを抑えながらスーっスーっとスワブを動かし、綺麗なセンサーを取り戻すことができました。そのおかげかカタログでは見事に見開きを飾ることができ、そのメーカーの公式YouTube動画にも、海外で行われた新作発表の会見でも説明画像で使用されたりと非常に良い結果がえられました。 そんな非常時のためにもゴミの見つけ方とセンサークリーニングの仕方を簡単にまとめましたので参考にしてみてください。 私は下記画像の『VSGO フルフレームセンサースワブ+センサークリーニング液』を使いましたが他社でも同じようなものがあるのでそれでも大丈夫です。
センサークリーニングのやり方
使い方はとても簡単です。それ以上に心との勝負の方が割合的に大きいかもです。まずは
◉スワブ(シリコン棒にマイクロファイバーの布がついたもの)にクリーニング液をつける。
◉スワブをセンサーに当てて軽く左右に動かします。 しかし注意が必要で、ここでスワブを乱暴に扱うとセンサーが傷つき、撮影したときに大きな線が入ったりします。(センサークリーニング時ではないですが、真っ暗闇でのレンズ交換時にセンサーを爪で引っ掻いてしまい何を撮影しても同じところに線が入り修理に出した経験があります。)
慎重に行いましょう。もし1回目で取れない時は新しいスワブに変えてもう一度行ってください。
初めて使用する際は一度机などで練習するのが良いかもです。
センサーはカメラの命なので自分でクリーニングを行う際は気をつけて慎重に行いましょう。
心配な方はメーカーに。
センサーについたゴミの見つけ方
◉絞りをf22
◉ISOを出来るだけ低い数値に設定
◉フォーカスは無限遠(背景はボケててもいいです。ボケててもセンサーのゴミは写ります)
◉白い壁に向けて撮影(モンゴルでは天井に向けて撮りました。)
◉シャッター速度は適正露出であればそんなに長くなければ何秒でも大丈夫です。手ブレしてもセンサーについたゴミは写ります。
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