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執筆者の写真藤原 嘉騎

[ Lightroom講座 1 ] Lightroomを始めよう!

更新日:2020年10月12日


Lightroomとは 写真の管理や写真の現像(編集)ができるAdobeが開発した写真現像ソフトで、一眼レフカメラなどで撮影したRAWデータの写真をより自分のイメージに近づけることができます。(RAW形式で撮影できるカメラをお持ちの場合はRAWでの撮影をお勧めします。最初のうちはカメラ内設定でRAW+JPEGで撮影するのが良いかもしれません。) ※RAWとはカメラの映像素子が電気信号で得ただけのデータのことを言います。RAW状態では現像ソフト以外では画面に表示することもできないので現像ソフトによってRAWを現像し、JPEG形式などに変換する必要があります。 私が東京カメラ部10選に選ばれた時に使用していたのがこのLightroomで、下記の写真は現像前のRAWデータとLightroomで現像を行なったものになります。 [ 現像前 ] RAW

[ 現像後 ]

(撮影地:兵庫県宍粟市赤西渓谷)

好みもあるでしょうがLightroomを使用することでこのように変わります。 通常、カメラで撮影した際にJPEG形式で排出される写真はカメラ内でこのRAWデータを自動的に現像しており、シャッターを押すだけで素晴らしい写真が出来上がるようになっています。しかし、それをカメラに任せっきりにせず自分の思うがままに表現できるのがLightroomです。 例えば、同じ写真を数人のフォトグラファーに渡し現像をおこなったとします。すると、同じ写真は1枚も出来上がらず、それぞれがそれぞれの個性を持った光のアート作品として仕上がります。 この奥深さが自身で現像をおこなう楽しさであり、フォトグラファーが現像に魅了されていく原因でもあります。 Adobe Lihgtroom30日無料体験はこちら

カタログってなに?? Lightroomには「カタログ」や「コレクション」など専門的な「んん??」となる言葉がいくつかあり、今回はその中の「カタログ」について書こうと思います。 「カタログ」とはPC内や外付けHDDなどに保存している写真とLightroomとを繋げる為の連結器のような役割をしています。カタログ内に読み込んだ画像はLightroom内に表示されていますがLightroomの中に同じ写真をコピーしているわけではなく、保存先とLightroomとの繋がりを作り、さらにLightroomで行なった現像(編集)過程のデータ記録を保管しているのが「カタログ」になります。ですから、カタログには実際の写真ファイル自体は入っていません。 ※Lightroomに写真を複製しているわけではないのでLightroomに読み込んだ写真の保存先フォルダを移動させたり、フォルダ名を変えたりすると繋がりが消えてしまいます。元に戻すにはもういど作業を行い繋がりを作らなくてはなりません、しかし、誤って変えてしまったとしても保存元の写真データやLightroomの現像過程データが消えるわけではないので大丈夫です。 カタログを作ろう! Lightroomを起動させ、「ファイル」→「新規カタログを作成」を選び、カタログの名前とカタログの保存先を決める。[ 写真1] 参照 カタログの名前は自分がわかりやすいものにし、保存先は既存の写真フォルダに入れたり、Lightroom専用のフォルダを作りそこに入れるのが覚えやすいです。 カタログができたらあとは写真をカタログに入れるだけ。 [ 写真1]

カタログに写真を読み込ませよう! Lightroomで現像を行うには作成したカタログに写真を読み込ませなくてはいけません。 読み込ませ方は簡単で、「ファイル」→「写真とビデオを読み込み」を選択。 選択すると[ 写真2]のソース選択画面に切り替わるので[ 写真2]左側にある「ファイル」から自分が読み込みこませたい写真が保存されたフォルダを探して選択します。 すると、[ 写真2]の画像中央にフォルダ内に入っている写真が表示されるので現像したいものをチェックボックスに☑︎することで選択する事ができ、選び終わったら[ 写真2]の右下にある「読み込み」をクリックすることでカタログ内に写真を読み込むことができます。 これで保存先の写真とLightroomの繋がりを作ることができました。 [ 写真2]

Lightroomで現像しよう! 読み込んだ後は[ 写真3]の画面に切り替わり、上部中央に表示された「ライブラリ」を押すことでカタログ内に読み込んだ写真全てを閲覧することができます。

そして、その隣にある「現像」を押すことで待ちに待った現像の始まりです! 画面右にあるパラメーターをいろいろ動かすことで明るくなったり、暗くなったり、色が変わったり様々な効果が現れます。いろいろ触って効果を試してください。 現像パラメーターの効果説明はまたの機会に行いたいと思います。 [ 写真3]

カタログ上級編 今回説明したカタログですが、カタログは幾つでも作る事ができます。 人それぞれ使い方はバラバラですが、私は「2015」「2016」「2017」と年別でカタログを作成しています。 Lightroomとゆう名の図書館に「2015」「2016」「2017」とゆう本(カタログ)を置いている感じです。人によってはLightroom図書館に1冊の本(カタログ)を置いて、1冊で全てを管理されている方もいらっしゃいます。これには正解はなく、 ■カタログを複数に分けるメリットとしては ・データが重くなりにくい ・バックアップしやすい ■カタログを1つで行うメリットとしては ・写真検索がしやすい などが挙げられると思います。 私はカタログを複数に分けているので写真検索がとても面倒な状態になっています。 例えば2017年の桜を見ていたとして、2016年の桜も見てみよう!となった時 「2017」のカタログを一回閉じて「2016」のカタログを新たに開かなければ見る事ができません。切り替え方法は「ファイル」→「カタログを開く」 データ容量にもよりますが、その切り替え作業で30秒〜1分程時間がかかり、カタログ1つにまとめているとこのような面倒な切り替え作業をする事なく見ることができます。 じゃあなぜ分けているの?となるのですが、データが軽いのでバックアップ時にかかる時間が非常に短くて済みます。カタログの場所を移動するときも短時間で動かす事ができます。 今まではこれで良かったのですが、最近はLightroomのカタログデータをバックアップする必要がなくなったので今後どうしようか模索中です。

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