やっと今回より Lightroomによる現像編に入ります。 まずは右上にある「現像」をクリックし現像モジュールパネルを開きます。
すると、画面右側(ヒストグラムの下)に編集用パネルがでてきます。
各項目を閉じると 編集用パネルの主な機能は大きく分けて9つあることがわかります。
各項目でできる機能を簡単に説明するとこんな感じです。
●基本補正
ホワイトバランスや露光量、明瞭度、彩度などの補正
●トーンカーブ
ハイライト、ライト、ダーク、シャドウの階調に分けての補正
●HSLパネル
特定色の補正、モノクロのコントラストの調整
●明暗別色補正
画像のハイライト・シャドウに特定の色を加える
●ディテール
シャープネスの強調やノイズの軽減を行います。
●レンズ補正
画像の歪み、傾き、周辺光量、色収差の補正
●変形 画像のゆがみや遠近感の補正 ●効果
切り抜き後の周辺光量補正や粒子の追加
●カメラキャリブレーション
プロファイルの選択によって色調を変化させたり、細かい色補正
以上9つのパネルがあるわけですが、 実際に触ってみるのが1番なので、画像を見ながらどのように変化していくのか試してみてください
その中でも1番操作しやすく強力なツールが「基本補正」で
この基本補正だけで完結できるくらいものすごい力をもっています。 ◆ホワイトバランスの効果 今回はこの基本補正の中で最も変化がわかりやすいWB (ホワイトバランス)について説明します。
現像モジュールの基本補正内にある色温度と書いてあるパラメーター これを右に動かすと写真全体の色が黄色味がかり温かみのある写真になります。[写真1]
これを左に動かすと青味がかりクールな写真に仕上がります。[写真2]
下記の参考写真を見てもわかるように、色温度を変えるだけで全く違った印象を与える写真になることがわかります。 撮影後にこのホワイトバランス補正を行うためだけに、RAWでの撮影とRAW現像を行う価値があります。 まずは自分のお気に入りの写真で効果を試してください。 パラメーターを動かすと変化がすぐにわかるので面白いと思います。 カメラを買った時に無料で付いている現像ソフトだとパラメーターを動かした時の反応が遅いものがあるので、そんな時は無料で30日使えるLightroom体験版を試して見てください。 [写真1]
[写真2]
さらに、色温度の項目の下に色かぶり補正とゆうものがあるのですが こちらのパラメーターを動かすことでマゼンタ寄りにしたり、グリーン寄りにしたりできます。 自分は桜写真の時によく使うのですが, 色かぶり補正をマゼンタ寄りに+40動かすと桜の花びらの色がイメージに近いピンク色になり、幻想的な桜写真になります。
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